
精一杯こころの底からJCを楽しんでいますか。JCでこころから喜びを味わっていますか。第59年度は、こころからJCの醍醐味を感じられる1年にすることをお約束いたします。運動を通じて、会員全員でともに感動を分かち合い、切磋琢磨しながら自分のために、家族や友達、職場や地域社会に笑顔を与えていきましょう。そして、この長崎の真の活性化につながっていく運動を展開していきましょう。希望なくして明日の光はありません。ひととの交流なくして自身を磨くことはできません。自立するこころを我々青年経済人がしっかりと意識しなければ、この厳しい社会環境を乗り切ることはできません。変化させる勇気と変化する喜び、そして守るべき永きに渡り培われた伝統。来年、60周年を迎えるにあたり、しっかりとした長崎青年会議所の土台を皆で創り上げ、長崎青年会議所らしさを確立していきましょう。
ひとは、幼少期から家族や友達、先生や近所の人たちと接し合いながら、お互いに言葉を交わし成長をしています。また、家や学校、公園など学習する場、遊戯を行う場においてともに学び、ともに遊び、ときには議論しあい自身の能力を身につけています。「交流」とは、系統の違うものが、互いに混じり合うことであります。私は、毎朝通学路に立ち旗振りをしております。「おはよう」と挨拶することで、私と子どもたちの間にことばや笑顔を介しての交流がうまれ、喜びを感じる瞬間がそこにあります。つまり、生まれ育った環境や持ってうまれた素質、様々な能力も全く違う、そのような、人と人との交流は、互いを刺激しあい、互いを思いやり、互いが混じり合うことでこころの交流を育むきっかけとなります。我々の所属するJCという組織は、将来を真剣に考える高い志を持った青年経済人同士が結集している団体であります。また、長崎青年会議所は58年の歴史を持ち、約700名強の卒業生を輩出しております。全国的に見ても、JCとして固い絆で結ばれた団体であり、かつ誰もが誇りに思える組織団体でもあります。「交流する場」、いや、これまでの永きに渡り培われた「こころの交流ができる場」がこの長崎青年会議所にはあります。こころの交流ができることの喜びを感じながら、様々な「交流」の場を提供することを第一に、積極的に参加し、活動しやすい環境づくりに取り組んでまいります。こころの交流は必ずや大人になった私たちにでも、新たな成長、新たな仲間をもたらし、新たな気づきを芽生えさせるでしょう。それが真の喜びをつかみ取り、ひいては我々が望む、将来の明るい社会の展望を開くことにきっとつながっていくに違いありません。
青年会議所の使命とは、明るい豊かな社会を築くために、率先して行動を起こすこと、地域に対し社会貢献が期待される組織として運動展開ができることであります。つまり私たちの運動は、不特定多数の者の利益に寄与することを最大の目的であると認識し、その方向で一人ひとりが結束を固めていかなければなりません。また、「公益社団法人」と名称が変わることで、社会的信用を勝ち取ることや税制上の優遇処置が受けられることが予想されます。しかしそれらにとらわれず、長崎青年会議所の本来あるべき姿を確立し、強固な土台をつくりあげ、真の「公益」とは何なのかを見出していきたいと思います。会員が積極的に活動しやすく本気でJC運動が展開できる組織でありたい。まさにその運動こそが、最大限に地域社会の発展に寄与することにつながっていくものだと確信いたします。会員でつくる真の長崎青年会議所の組織をつくり60周年に向け、会員一致団結の精神で強固な土台をつくっていきましょう。
昨年度は、50名を超す新入会員が入会し、新たな人生の出発点として門をたたいてきました。近年にない大幅増の会員拡大数であり、200名の大台に乗る勢いでありました。しかしながら、退会者、休会者が年間10数人存在する長崎青年会議所の現状について、今一度真剣に考えなければならないことも忘れてはなりません。退会の原因として一概に言えませんが、活動に抵抗を感じるひと、場の雰囲気になじめないひと様々であります。最も注視したいのは、JC活動の中身や本質を知らずして辞めていく会員が少なからず存在していることです。会員拡大と定着率向上は切っても切れない関係であるという認識を忘れず、特に3年以上の会員は、その関係を真剣に考えていただきたいと思います。また、入会3年未満の会員数が約80名、全体の約半数を占めるアカデミー対象者が、これからの長崎青年会議所の伝統を築き、また新たな進化をさせていかなければなりません。会員であるならば、JCの中身をより知ることへの執着心と個人の資質向上をはかっていきましょう。そして同時に、挑戦する意欲、前向きに取り組んでいく姿勢を崩さず、さらには会員定着率向上の体制づくりを確立してまいります。
我々、長崎青年会議所には、160名を超える現役会員が存在します。様々な運動を展開していく中で天災や非常事態、事業の縮小事態や事業拡張など様々な緊急を要し、また、160名の知恵や行動を起こすにしろ対処できない状況、つまり組織運動において限界に達する場合があることを常に感じていただきたいと思います。企業存続においても同じで、日々、変化をする社会情勢の中、いつ何が起こるか常に危険性を考えている方も多いのではないでしょうか。私たちがJC運動を行うにあたり、長崎青年会議所特別会員、日本青年会議所708LOM、行政や自治体、LOM団体や学校等など様々なひとや団体との協力や支援の中、運動を展開していることも忘れてはなりません。ともに「連携」、「協力」、「支援」することで、緊急を要する支援活動や大きな事業拡張、協同事業など、限界を感じるときであれ、それを乗り越え、何十倍の組織として変化する可能性が出てきます。また、私たちの使命や方向性を共有し合い、組織連携を組んだとき、真の意味での長崎活性化の早期実現も過言ではありません。そして、日本青年会議所が推し進める協働事業においても全く考え方は同じで、長崎青年会議所運動の一助になることも忘れず、会員がJCの醍醐味を知るツールとして捉え、出向者との連携を図り、組織一体となり取り組んでいきたいと思います。
親からいただいた大切な命。しかしながら、報道される悲惨な事件や凶悪犯罪はいまだ治まる気配すらなく、他人の命を残虐に奪っています。嫌な感情そのままに事を起こす、その動機すら理解しがたい中、我々子を持つ親としてどう向き合ったらいいのでしょうか。私たちはこのような教育、社会環境においても、子どもたちが置かれている立場やこころの変化を見つめ、子どもたちと正面から向き合う姿勢を決して忘れてはならないと思います。私たちの使命は、今日の暗い世の中を打破し、将来を担う子どもたちに、明るい未来や立派に生きる希望を抱かせる、つまり大人の歩む背中を見せることであるでしょうし、それは重要なことだと考えます。
「JC活動ができるのも会社あってのことだ!」とよく諸先輩方に強く教わった記憶があります。長崎青年会議所の年会費は16万円であります。誰もが1年間JC活動(非営利団体)で16万円を稼ぐひとはいないはずです。しかしながら、我々は企業に属し、企業発展を誰しも望んでいます。生き残りをかけ、信頼と実績を勝ち取るために例えば経営学や会計処理学、経済学、そしてビジネス交流術を習得し実践することで、年会費16万以上の"価値"、"自身の利益"、"効果"を引き出すことは、行動次第ではありますが十分に可能であると考えます。また、家庭や職場においてもJCで学び、習得した自身の利益をフィードバックすることも忘れてはなりません。このJCで個々人に活きた利益をもたらし、将来の職場活性化に必要不可欠な学びの場を提供することは、さらなる有意義なJC活動につながっていく原動力になると思います。
青年会議所は、様々な機会を持つことができます。個人の機会、地域社会の機会、国際の機会、ビジネスの機会・・・。このような様々な機会を有機的につなげる場を積極的に創り出してみてください。青年会議所において、「機会」というものは、会員すべてに平等に与えられます。その中でも、私自身「出向」という機会を通じて、資質向上や会員同士の絆など計りしれないものを体感しましたし、得たものも多くありました。これはある意味、自分への挑戦であり、自ら出向という機会を創りだし、それによって自らのこころの変化を起こすきっかけであったのかもしれません。与えられた役職やその役割、またJC活動のあらゆる機会を大切にし、自ら率先して行動を起こしてみてください。きっとその機会は案外、目の前にあるものです。生かすも殺すもあなた次第です。
「やった分だけ自分自身のアンテナが高くなり、それが確実に自身の力になる!」これは偉大なる先輩のお言葉です。やる前からやれないというより、やってからなぜできなかったのかを検証するほうが、自らの力となり、応用のきくすばらしい人間になることでしょう。『経営者として、「手腕」(力量、腕前)、「知識」、「人格」を持つことが重要である』と、ある歴代理事長が言われておりました。特に、「人格」については、学び、勝ち取るのには最も有効な組織であります。何事にもチャレンジ精神を忘れない環境づくりを行い、キャピタルJCとして見本となるよう長崎青年会議所を立て直します。そして誰にでも胸を張れる、強い精神力を持った質の高い会員を創りだします。我々、JCが「希望」に満ちた「こころの交流」を積極的に行い、「自立」する勇気をもって行動していく。それが、長崎青年会議所のつよみであり、長崎青年会議所らしさではないでしょうか。
第59年度 社団法人 長崎青年会議所 理事長 塚根 進













